龍泉寺本堂及び庫裏〔リュウセンジホンドウオヨビコリ〕
龍泉寺は、精進湖の北岸に位置する居村にある曹洞宗の寺院で、精進諏訪神社と隣接する。
龍泉寺は、江戸時代の宝暦年間(1751-1763)に火災に遭い焼失しており、現在の本堂は、明和年間(1764~1771)の建築である可能性が考えられる。建築様式的にも江戸中期~江戸後期初頭のものとみられる。
庫裏の建築年代は、棟札の記銘により寛政11年(1799)であることが明らかになっている。本堂の再建後に庫裏が再建されたと思われる。
寺院建築としては、富士河口湖町内で最古のものであり、本堂のみ茅葺屋根の構造を留めている。庫裏の屋根は後世に瓦葺に改変されている。
本堂は茅葺の屋根の構造を残した町内唯一の事例であるが、経年による劣化が進行し腐朽した箇所が目立つようになっていた。平成27年(2015)年に龍泉寺では本堂の茅葺の葺き替えを実施し、建築当初からの形態を留め、後世に継承するための措置が図られた。
「龍泉寺本堂及び庫裏」は、江戸時代の18世紀後半の建築様式を現在に伝える貴重な建造物である。また、隣接する諏訪神社の覆屋も茅葺の形態が保持されている希少な建造物であり、かつて中道往還の沿道の交通の要衝として長い歴史を歩んできた居村の集落の景観を形成する重要な役割を果している。
龍泉寺は、江戸時代の宝暦年間(1751-1763)に火災に遭い焼失しており、現在の本堂は、明和年間(1764~1771)の建築である可能性が考えられる。建築様式的にも江戸中期~江戸後期初頭のものとみられる。
庫裏の建築年代は、棟札の記銘により寛政11年(1799)であることが明らかになっている。本堂の再建後に庫裏が再建されたと思われる。
寺院建築としては、富士河口湖町内で最古のものであり、本堂のみ茅葺屋根の構造を留めている。庫裏の屋根は後世に瓦葺に改変されている。
本堂は茅葺の屋根の構造を残した町内唯一の事例であるが、経年による劣化が進行し腐朽した箇所が目立つようになっていた。平成27年(2015)年に龍泉寺では本堂の茅葺の葺き替えを実施し、建築当初からの形態を留め、後世に継承するための措置が図られた。
「龍泉寺本堂及び庫裏」は、江戸時代の18世紀後半の建築様式を現在に伝える貴重な建造物である。また、隣接する諏訪神社の覆屋も茅葺の形態が保持されている希少な建造物であり、かつて中道往還の沿道の交通の要衝として長い歴史を歩んできた居村の集落の景観を形成する重要な役割を果している。
アクセス
富士急行線河口湖駅から鳴沢・精進湖・本栖湖周遊バスにて37分、または新富士駅行き・本栖湖行き・下部温泉郷行き路線バスにて35分、「精進」下車。徒歩3分。
高速道路
- 中央自動車道
河口湖I.Cより 約17km、一宮御坂I.Cより 約30km、甲府南I.Cより 約19km - 東富士五湖道路
富士吉田I.Cより 約18km - 東名高速道路
富士I.Cより 約43km
バス路線
- 鳴沢・精進湖・本栖湖周遊バス:精進
- 新富士駅~富士山駅:精進
- 下部温泉郷~富士山駅:精進
観光施設・活動のジャンル
施設情報 | ペット同伴:可 |